熊本東社会保険事務所(熊本市)が熊本市内の宅配業者に配送を依頼した被保険者の「標準報酬決定通知書」511人分が紛失していたことが8日、分かった。

 熊本社会保険事務局(同市)によると、通知書は、健康保険や厚生年金の保険料を決定するためのもの。被保険者名や生年月日、事業者名といった個人情報が記されている。同事務所は8月8日、26事業者511人分の通知書を社会保険労務士に発送。31日に「届いていない」と連絡があり調べたところ、宅配業者は九日、社保労務士が不在のため、施錠された郵便受けに通知書を入れていた。本来は直接手渡し、受領者印をもらう決まりだった。

熊本社会保険事務局