野球賭博に関与したとして日本相撲協会を解雇された元大関琴光喜(34)(本名・田宮啓司)が、他の力士らと比べて処分が著しく重いとして、処分の撤回と相撲界への復帰を求める訴えを東京地裁に起こすことが10日、わかった。
 今春までには提訴する考えという。

 代理人弁護士によると、元大関は昨年9月、解雇は不当として力士としての地位保全を求めた仮処分申し立てを行っていたが、東京地裁が却下する決定をしていた。関係者によると、同地裁は却下の理由として、元大関への退職金の支給が決まっており、大相撲に復帰しなくてもすぐに生活できない状況に陥ることはないことなどを挙げたという。

YOMIURI ONLINE(読売新聞(2011年1月11日03時05分)

大相撲力士は労働者なのか?