大手居酒屋チェーンの50代の男性店長が去年、仕事中に倒れて死亡し、遺族が長時間労働が原因として労災を申請したことがJNNの取材でわかりました。長時間労働の根拠としたのがスマートフォンに残された位置情報の記録でした。
遺族の代理人の弁護士が男性のスマートフォンに残されていた男性の位置情報の記録を基に残業時間を計算したところ、最大で1か月148時間に上ったということです。男性が亡くなったのは長時間労働が原因だったとして、遺族は去年12月、福岡中央労働基準監督署に労災を申請しました。
「スマホのグーグルマップのタイムラインというのが、彼がお店に着いた時刻、店を出た時刻を自動的に記録している。いわばスマホに残した遺言みたいなものですね」(遺族の代理人 松丸正弁護士)
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